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大事なことは落ち着くことだ。 トータルで、 長いスパンでみれば それが一番効率が良いはずだ。 もう私はいつ死んでも良い。 自分の生でできることは終わった、・・・と思う

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日は落ち、 風が夜気を運んで来る。 彼女は目を明け、 立ち上がり、 窓のそばまで歩いていく。 鉄格子越しに空を眺める。 群青色の空。 下の方を眺める。 この部屋が高いところにあることがわかる。 高さ50m以上はあるだろう。

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「私の死後の世界の行く末を見たい」、 と言う想いもあるけどそれは諦めよう。 というより、それは最初から諦めていたのだ。 自分自身の死が私の計画にも当初から予想・予測されていたし、 それが私自身の計画にも含まれていたからだ。 私が死ぬことで計画も…

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日は更に低くなっていく。 それに応じて影の長さも長くなっていく。 彼女は足をフラフラさせて、 先ほどから同じ姿勢で、 何かを考えている。 足の動きにあわせて影もフラフラと揺れる。

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正直言って、 私は自分の力でここまでこれができるとは思わなかった。 何らかの予期せぬ妨害が入ると思った。 自分の体が思ったようにきちんと動くか、 自分の精神が躊躇しないかとても心配だった。 でも、私の行動は悪くはなかったし、 今までの人生でも稀…

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時計の針がゆっくりと静かに回っている。 彼女は足をフラフラさせている。 夕日が窓から差している。 オレンジ色の光。 鉄格子の影。 部屋の中は仄かに暖かい。 窓からの風で、彼女の短い髪が僅かに揺れる。 風は心地よく彼女の体を擽る。 彼女は目を瞑った…

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心はけっこう静かだ。 私は多分、やるべきことをやりとげた。 明確な目的を設定し、 そこそこ妥当な計画をたて、 いくつかのミスはあったものの 当初想定した振幅ないの誤差で目的を達成した。 私が切り捨てたものがいくつかある。 切り捨てなければ、 私は…

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30歳には満たないと思われる女性が椅子に座っている。 足をブラブラさせている。 肘を机につけ、顎を両手で支えている。 耳には銀色のイヤリング。 髪は漆黒のベリーショート、 銀色の小さな髪留め。 黒を基調とした薄手のTシャツには 白線でできた多角形や…

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30m^2程度の小さな部屋 机 パイプ椅子 小さなベッド 空の本棚 壁掛け時計 分厚い扉 清潔な床 ・・・窓には鉄格子。

切り離すために

Q:人はなぜ、人を好きになるのか? A:たいした問いじゃないね。他の動物がつがいとなる相手を求めるようなもので、それ以上でも以下でもない。 Q::そして、好きになることの男女の差異は? A:それもたいした問いじゃない。男性・女性それぞれの特徴を挙げて…

考察

都合により削除。

試験運用中

http://d.hatena.ne.jp/sib1977/ サブアカウントをとって作ってみました。続けるか続けないかは未定。研究とか教育関連に特化したサイトにするつもり。

『科学哲学のすすめ』(高橋昌一郎)

科学哲学のすすめ作者: 高橋昌一郎出版社/メーカー: 丸善発売日: 2002/01/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見るこれもけっこう前に読んだ本。面白かったです。もう少し強気に言って欲しいと思うこともありましたが。 それに…

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