『誰も教えてくれない聖書の読み方』

誰も教えてくれない聖書の読み方

知っていることも多かったけど知らないことも多かった。文字密度は低いので気軽に読める。

イエスが食いしん坊だったりとかねー。あと、パウロがキリスト教を作ったようなもんだ、というのは知っていたけど、イエスの教えをめちゃくちゃにしていたとは。

聖書ネタは面白いのがたくさんある。
『利己的な遺伝子』

利己的な遺伝子 (科学選書)

にはこんなのがあったな。マリアは「処女」で妊娠したというのは違う。「処女」ではなくて「若い娘」って意味だったらしい。

『喪失と獲得―進化心理学から見た心と体』

喪失と獲得―進化心理学から見た心と体

では、イエスが起こす奇跡(奇蹟？)って手品師(詐欺師)がやるのと同レベルだよね〜って言うのがあった。

『神々の午睡』

神々の午睡〈上〉 (講談社文庫)

は小説だけど、教祖様を本当に詐欺師にしてしまう面白い小説だ。

『神は沈黙せず』

神は沈黙せず

におけるヨブの話をネタに使ったのも好き。

イサクは神様の命令で息子を殺しちゃうんだけど生き返ったりしてないよねぇ〜ってのもなんかにあったなぁ。

山形浩生はChurch of the Subgeniusの司祭さまらしい。