2007-03-23 ??10 fiction temp 彼女は地面を見ながら深呼吸をした。 警備担当者が犬を連れて歩いている。 大きな犬がゆっくりと、 その周りを小さな二匹の犬がすばやく動き回っている。 彼女は僅かに微笑んだ。 何か、嬉しさを感じたのだろう。 彼女は目を瞑り、・・・今度は悲しそうな顔をした。 やり切れなさ?そんな表情。 彼女は目をゆっくりとあけ、もう一度空を見た。 開いていたガラスの窓を彼女はゆっくりと閉じた。