『新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 4 誘拐・ヤキモチ・すれ違い』(篠谷志乃)


今まで、「おもしろい!」と、何回もプッシュしてきたこのシリーズですが・・・。



なんか、めちゃくちゃ面白いんですけど!今までよりもさらにパワーアップしてます。すごい。

戦術面の面白さも、今までのシリーズにないくらいの面白さではあります。でも、それが霞むくらいストーリィが面白い。これぞ、TRPGの王道といえる面白さじゃないでしょうか?今までは、ソードワールド以外のリプレイ本には手を出さないようにしようと思っていのですけど、篠谷志乃さんの別の作品も読みたくなってしまいました。

http://fujimishobo.co.jp/sw/2007/10/post_24.php

次回は4巻発売後に参上いたします! 発売前にも何も言いません! もう、ただただ発売をお待ちください。いろいろホントに大変……大変です!

本当にたいへんなことになっています。びっくりです。


http://fujimishobo.co.jp/sw/2007/10/post_25.php

ところで、『Waltz』4巻はお読みになりましたか?
 まさに衝撃の展開。1月発売の5巻(完結巻になります)が待ち遠しいと思います。

お気に入りのシリーズだったのに次で終わりか。まぁ、キャラ引継ぎで続くこともあるかもしれないけど。人気があるうちに終わるのが良いのかもしれないけど。

以下かなりネタバレ。







最初のカラーの絵は療養所での衣装、ってことなのかな。これってイラストレータさんが遊んでいるのかな?

キーナ、アイル、ブランシュ、ディケイの心理面の動きがたいへんおもしろい。恋愛小説ですか、これは?リプレイの新境地なのでは?


ディケイの「事故」に関してですが、今までリプレイを見た中の「事故」で一番ショックでした。○○○ノーや○○クスやカ○○やノ○○や○○ー○が事故った時よりもショック。というか、今までそんなにショックじゃなかったというべきか。今までは突然な「事故」って感じなんだけど、今回のはなんていうか「事故」フラグがたちまくっていたというか。

ディケイ 本当に「ああ、俺はこのときのためにロールプレイをしていたんだ」って思った(笑)。

確かに。12話の主役はディケイ(&キーナ)でしたね。普通、これだけドラマティックに「事故」ったら、小説とかでは復帰させてもらえないでしょうねぇ。どうなるのかな?続きが大変気になる。

ナジカ先生不在時のディケイの駄目っぷりも良かったです。今回もキーナは大活躍。キーナを演じる初心者プレイヤー登用は、このリプレイの成功した理由であるとも思えます。アイルは今回は地道な感じでしたが、逆にそれがアイルらしいかも。神掛かっているような感じはなかったかな。ナジカ先生がいない時(黒Waltz)のパーティの良心でした。ブランシュの精霊魔法はよく決まっています。シェイド(闇霊)7倍がけとか。目的のために必死になる姿が良いです。魔性の女ナジカ先生は今回も活躍。こういうふうな形でパーティー心理的に引っ掻き回すとは誰も予想がつかなかったに違いない。ナジカ先生の古代語魔法は補助の側面が強かったかな。それが正しい使い方かも。ナジカ先生の使い魔はあんまり活躍していなかったぽいので、次巻では活躍して欲しいな。そういえば、魔術師オリガには使い魔はいなかったのかな。そうそう、オカマ魔術師オリガさまがめちゃくちゃかっこいい。っていうか、キャラクター的にはダメ人間っぽいんだけど、12話の戦闘の「ミラージュ・ストーカー」バージョンはかっこいいです。ディケイやブランシュには笑われまくっていますが。前にも書いたかもしれないけど、このGMはかなり強めの敵を出すから、戦闘面で緊迫感がでてたいへん楽しい。まぁ、そんなことするから「事故」ってしまうんですけどね。アイルの時も危なかったしなぁ。相変わらずいろいろ考えていることがばれちゃうGMがたいへん愛らしいのでした。

あと、泣いている女の子は(販促じゃなくて)反則です、と言っておこう。