『ネコソギラジカル〈下〉青色サヴァンと戯言遣い』(西尾維新)

ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

玖渚友や哀川潤西東天や面影真心に関してもう少し掘り下げられるのかと思ったらそうでもなかったかな。いろいろ肩すかしをくらった部分も多々です。零崎の役割とかさ。まあ、いろいろな意味で肩すかしをしたかったのかな?とも思えます。

ジェイルオルタナティブやバックノズル、つまり物語の終焉に関することとかもう少し決着つけて欲しいと思うんですが。

というか、私は、小説などにおいては、多重入れ子構造が好きだったりするのですが、それがよく見えなかったです。

哀川さんが言い訳しているシーンとか受けた。

いーちゃんが名前を名乗るシーンは無意味にかっこいいです。

1〜10評価(1:とてもつまらない、5〜6:普通、10:とても面白い)すると

クビキリサイクル』 7
クビシメロマンチスト』 9
クビツリハイスクール』 8
サイコロジカル』6
ヒトクイマジカル』7
ネコソギラジカル』6

という感じかな。『ネコソギラジカル』で伝え語ったメッセージも分かる気もするけど、一作品としてのインパクトは弱いと思いました。