『天鳴地動 アルスラーン戦記14』(田中芳樹)
天鳴地動(てんめいちどう) アルスラーン戦記14 (カッパノベルス)
- 作者: 田中芳樹,丹野忍
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/05/16
- メディア: 新書
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http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20061219#p1
http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20090321#p1
の続き。5年半ぶりに出たのか。
久しぶりに出たのは、荒川弘によるアルスラーンの漫画化の影響に違いない!
以下、ネタバレ感想。
- さて、面白いとは思うのですが。
- パルス以外の各国の話を書くのが面白くて、本筋があんまり進んでいないような。
- というか、アルスラーン戦記なのにアルスラーンがあんまり活躍しない!(出場するところが少ない)
- 作者が楽しんで書いている感じがして良いと思いました。
- 端役っぽい敵に、けっこう活躍したキャラを殺させていて、「いいのかなぁ?」って思ったり。
- そういうのを書いてみたかったと言う事かも知れませんが。
- アルスラーンの部下もけっこういなくなり、人材面でどんどんきつくなっていく様子が描かれていて、面白いといえば面白い。
- 国土も荒れつつあります。
- 主要キャラ(アルスラーン、ダリューン、ナルサス、エラム、ファランギース、キーヴ、アルフリード)あたりは生き残ると思うけど、他の人はけっこう死ぬかもなぁ〜って思っている。(アルスラーン、エラム、アルフリードは流石に殺さないよね? ダリューン、ナルサス、ファランギースは死ぬかも。キーヴは、未だ出自が不明だし、何か明かされてから死ぬかも)
- 蛇王は復活したけど今回の巻でもちょっとしか出番がありません。
- 「蛇王は完全に滅ぼせない」とか「蛇王の存在がパルスの国土の安寧のために必要(だから300年前に滅ぼせなかった)」とかいう展開があっても面白いかなって思います。
- 天変地異を起こすような敵をどう倒すんでしょうね。宝剣の力で倒せるのかな?
- 第1部が7冊で終わっていたから、第2部も7冊〜8冊くらいということで、全15冊くらいで完結するのかと思っていたのですが。
- もう少し続くのかなぁ。次巻で終わるという感じが全然しない。
- 終わりを見たい気もしますが、のんびり続いても良い気もします。
【追記】
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルスラーン戦記
ルシタニアに征服されたパルスを奪還するまでを描いた第一部(1 - 7巻)と、ミスルやチュルクといった隣国やかつてパルスを震撼させた蛇王ザッハークとその眷属たちとの戦いを描いた第二部(8巻 - )で構成され、全16巻(第1部7巻、第2部9巻)となる予定。
全16巻予定か。あと2巻あるのね。