『結城友奈は勇者である』の感想2

http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20150222#p1
の続き。


日曜日の夜に続きを見始めて、一気に全部見てしまった。(夜更かしコース)
なかなか面白い。

以下、ネタバレありの感想

  • 「ゆう」き「ゆう」なは「ゆう」しゃ、と韻を踏んだタイトルですね。
  • 5人の少女の仲が良いのが良い。仲良くなる過程が描かれているのも良い。みんな真面目でよい子。5人のキャラは、少々典型的過ぎるかもしれないけど、そういうのはあんまり気にしない方向で。
  • 友奈は、友達の事をとても大事に扱うし、きちんと配慮ができる優しいキャラですね。天然な感じですけど。なんだかんだ言って、人の感情の動きを察知して、友達を励まそうとする。
  • しかし世界設定がえぐい。力と代償との関係。絶望的な世界。
  • 精霊の設定もなかなかだ。
  • オープニングアニメは世界設定(特に勇者の設定)をうまく表しているし、格好良い。花が散るシーンが多いとは思ったけど。散華ね。
  • オープニングとエンディングは、細かい所が変化していて、跳ばせないので、だいたい見てた。
  • いろいろな伏線が回収されていくのは見事。(東郷の記憶喪失、当初から精霊3匹、当初勇者になるのを他のキャラに比べて極端に怖がった理由等)
  • 〜は、壁を壊すわけですが。気持ちも分からなくもないけど。仲間と相談するべきだったのではないかなぁ。
  • キャラ同士の誤解が無い状態では、物語は盛り上がらないのだけど。
  • 根本的な問題解決はほとんど無理な感じだけど。騙し騙し、なんとか生きて欲しい。希望を繋いで生き抜いて欲しい。
  • 「しんじゅ様」って視聴時はうまく漢字変換できなかったのだけど、「神樹」なのね。「たいしゃ」も「大社」かと思ったら、「大赦」だし(これは、携帯画面に載っていて気がついた)。
  • 「作品の中身が作品タイトルを支えているか?」ってよく考える。勇者とは何か?というのが一つのテーマ。それは勇者部の掟にもよく現れていると思う。勇者部の掟を大事にしてるし、行動もできているキャラが友奈かな。
  • 舞台は四国。うどんがよく出てくるのだけど、美味しそう。
  • 音楽も良いですね。
  • 敵(バーテックス)のデザインが面白い。形も面白いし、攻撃方法も個性があって面白いし。アクションシーンも迫力があって良かった。物語や細かなギャグも面白いのだけど、戦闘シーンの面白さが一気に見た引き金になったかも。
  • 海に合宿に行ったり、楽しいことや日常的な事も丁寧に描いていて良い。歌のテストの話や誕生日パーティの話も良い。こういう日常的なシーンが入っていないと、それが失われることの悲しさがうまく伝わらないから。
  • 風が妹や後輩達を巻き込んだ事を激しく後悔している所は見ていてけっこう辛かった。よかれと思ってやったことがあーなってしまうとねぇ。
  • 東郷が絶望して暴走するシーンも見ていて辛かった。
  • バーテックスとは、意思疎通ができない。そういう敵と戦っているだけだと、あんまり盛り上がらない。本作品では、人の意思と意思の対立が描かれるから良いですね。
  • 「友情・根性・勝利」という感じだ。
  • 根性で勝つというのも、どうかなぁって思うんだけど、そういうのを気にしすぎるとアニメや漫画を楽しめないので、気にしないことにする。
  • 女性間の友情物は好み。
  • 終戦。夏凜が今まで満開になっていなかったから、活躍するんだろうな〜と思ってたら頑張ってくれた。
  • 勇者システムが作中で明かされるに従い、これをどうやってハッピーエンドに持っていくの?って思いながら見ていた。
  • 勇者システムが修正されるというのは予想できなかった。ちょっとずるい気もするけど。神樹が、修正が必要だとみなしたと言う事かな。絶望して暴走した勇者達に壁を壊されまくっても困るし。ケアが必要だと感じたとか。
  • 大赦」は、「散華による欠損」を供物とみなしていたけど、実はそうではなかったという可能性はある。単なるシステムの不具合で、神樹の意図とは関係ないとか。今回の事件で、神樹が問題点に気がつき、修正が行われたという解釈が無難?
  • 勇者部って名前が変だと思うんだけど。見てたら、どうでもよくなってきた。


感想3
http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20150429#p1