自己言及

id:Ririka:20040511#p1「君の妄想までは面倒みきれないよ。」っていう文章があった。

「私は自分の発言には責任をもつが、君たちの妄想にまでは責任をもてない」

ある批評家の言葉だそうです。

タイトルは、これをアレンジしたもの。君=もうひとりのわたし、です。

Ririkaさんの「他者に言っているようで自己言及している文章」が好きです。「情動」と「知性」とのせめぎ合いみたいなものがあるのを感じさせるところが面白いです。とっても突き詰めて考えているところが良いです。せめぎ合いを感じさせる文章はよくあるのかもしれないけど、私がRirikaさんの書く文章に興味を持ってしまうのは「知性」の方が強くて勝ってしまいそうなところ。Ririkaさんのページは扱う内容の選択も良いし、誤解を避けるようにわかりやすく書かれていて面白いと思います。だけど私が頻繁にこのページにアクセスしてしまう理由は、たまにポロッと漏れる自己を言及する言葉を読みたいからなのだと思います。

個人的には「君=もうひとりのわたし、です。」という部分は入れないで欲しいです。今までの文章を読んでいればわざわざ入れる必要はない気がしますし。でも、多くの読者に誤解を与えそうだし、やっぱり入れないと駄目なのかな。

ついでに、http://d.hatena.ne.jp/svnseeds/comment?date=20040427#cでも触れられていた、「自由」の話題も期待しています。