『アンダーカレント』(豊田徹也)
- 作者: 豊田徹也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/11/22
- メディア: コミック
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アフターヌーンで毎月読んでいたのですけど、コミックスが手に入ったので続けて読みました。
しっとりとした良いお話。台詞も良い。例えば、主人公のかなえの台詞。
堀さん
ひとつ約束して欲しいことがあるんだ
ここから出ていくときは
黙って出ていったりしないでね
あと、漫画で重要であると私がいつも言っている"間"がとてもうまいです。とても効果的に使われています。この漫画は一気に読んでは駄目でゆっくりじっくり読まないとだめです。台詞がないコマはそのコマで何を表現したいのか考えてから読まないと駄目です(←言いすぎかな?)。
294ページの3段目のかなえの台詞と表情はとってもかっこよくてよい。内に秘めた強さと弱さをこの漫画はとてもうまく表現できていると思う。
化粧っけがない主人公がたまにおめかしするから・・・(危険なので略)。
お風呂ネタというか、かなえがお風呂の中でどきどきしている表現も良いです。
しっかりしていて、落ち着いた感じの大人の女性が書かれているところもよいなぁ。
うーん、いいところは他にもいろいろありますが(コマ割りのうまさとか)この辺で。