ニセ科学問題で気になった話
http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20070131#p5
例の菊池先生の講演で気になったこととか考えたこととかを羅列してみたり。
- 「安心感の上に乗った不安」の問題。悩み量一定の法則とか、どっかで聞いたことがあるような。
- ニセ科学は存在しない脅威で人を脅す。
- 日本独自のものも多い。つまり、海外ではそんなの重要視されていないってことかな。
- 菊池先生の問題提起:オウムの事件を精算したって言える?というの。精算しているとは思えない。ヌルイ精神論ばかりが目に付くことが多い気がする。
- 民法の規約の中に「ニセ科学」的なものを扱うべきではない、という規約があるらしい。
- 「テルミンはオカルトですか」って感じの質問があった。
- ニセ科学は多様。その目的も多様。信じる側も多様。
- 科学とニセ科学の境は?グレーゾーンに関して
- 間違いはニセ科学ではありません。科学の手続きに基づいて・・・
- 「白黒はっきりつけるほうが科学的」だと思われているらしい。パブリックイメージとの差がある。
- ニセ科学批判には歴史があります。大槻先生のやりかたじゃ駄目っぽい。
- 論理的には等価でもプレゼンテーションの違いによって逆効果になる。
- 人格を否定されたと思われる場合もある。揚げ足をとってもいいことは何もない。
- 善意をどうするか?NPOの問題。
- 説得の仕方の問題。難しそう。
- 魔法の装置:波動測定器の話。この話は、既得権益があると、人間は駄目になっちゃうのかなぁって思った。
- 個人と集団。これは面白かった。というより、私はこれをいつも気をつけようと思っている。つまり分布の仕方の問題。平均がx1(x2)で分散が⊿x1(⊿x2)だとして、平均の差がそれぞれの分散を考慮して・・・(略)。ああいう概念を図などで地道に説明していくことが大事なんじゃないかなって思った。基礎概念を地道に積み上げていくしか、ニセの情報に抗う手段はないと思うし。「『水から伝言』は科学的に間違っていました」が、いわゆるトリビア知識では意味がないんだってこと。
本来は、他人が言ったことと、自分の意見とは区別して書くべきなんだろうけど、混じっています。ごめんなさい。
科学的な思考とかを身に着けるためには、駄目だしを何回も何回も何回も食らうことが大事だと思う。それでしょげてしまうような人は・・・(略)。