『新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz 3 駆け込み:災厄・学者サマ』(篠谷志乃)
おもしろいです。
やっぱり私はナジカ先生が好きかも。縁切り神殿の話で、話し合う場を作ろう、とか、遺跡でシングとの「お駄賃」に関するやりとりとか。その価値観が面白いのでした。戦闘面では、補助がメインのナジカですけど、次回からは多分ソーサラー技能が3になるし、基本消費精神力が3のものはけっこう多いから、戦闘面でももっともっと活躍するんじゃないでしょうか。っていうか、使い魔に何を選ぶんでしょうね。まさか蛙じゃないよな。このゲームにおけるプレイヤー側のソーサラーのレベルって3〜5レベルくらいの冒険が面白いのかな、って思います。6レベル以上の魔法は便利すぎるから、敵や臨時の助っ人NPCが使うことを想定しているのかも。5レベルでもセンス・ライとか捻ったシナリオを作らないといけない感じの魔法もありますが。シャーマンも3レベルくらいで活躍(コントロール・スピリットが使えるのも大きい)しますね。プリースト技能は目指せ5レベル(キュアー・ウーンズが精神点1点でかけられる)という感じですが、アイルはプリザーベイション(6レベル)を目指している模様。このゲームにおける最終キャラレベルは、ファイター&プリーストが5〜7レベル、シャーマンが5〜6レベル、ソーサラーが4〜5レベルという感じっぽい気がします。えっと、なんとなく、たぶん。
キーナの冷静な突っ込みも良いですね。良いタイミングでプリースト技能をとりましたね。確かに天使に見える。
ブランシュもけっこう見せ場がありました。コンフュージョンとか。戦闘における判断はなんかいつもすごいと思うんですが。
ディケイはパーティを存続させるために裏で一生懸命がんばっているところが良いですね。
アイルは相変わらず予言があたりますね。あと、神殿長とのやり取りとか熱くてアイルらしい。
GMがドキドキしているのが良いですね。よく、こういうふうに面白く話を作るなぁって思ったり。
今回の戦闘は厳しめでしたね。第8話では冒険に失敗してしまいますが、プレイヤーの判断ミスや選択ミスというより、敵が強すぎだった感じです。(サイコロ運とも言えるけど)。彼らのレベルで、5レベルモンスター4体は酷な気がする。特殊能力を持っているし。ついでにシェイドで精神点を削るという戦略も取れないという(地下で古代語魔法のライトを使っているから)状況だし。よく生きてたな、って感じ。でも、キツメの戦闘で勝つほうが読んでいるほうも面白いですけどね。
で、とうとう凶作の原因(ちゃんと設定があったのか。ちょっと意外。)が明らかになります。敵役の魔術師(下っ端かもしれないけど、どうつながるのかな?)も出てきたしますます快調な感じでした。
というわけで(?)Waltz応援してます。