『タムール記』(デイヴィッド・エディングス)

『青き薔薇の魔石』

青き薔薇の魔石―タムール記〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)

青き薔薇の魔石―タムール記〈3〉 (ハヤカワ文庫FT)

『暗黒の魔術師』
暗黒の魔術師―タムール記〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)

暗黒の魔術師―タムール記〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)

『冥界の魔戦士』
冥界の魔戦士―タムール記〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)

冥界の魔戦士―タムール記〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)

『天と地の戦い』
天と地の戦い―タムール記〈6〉 (ハヤカワ文庫FT)

天と地の戦い―タムール記〈6〉 (ハヤカワ文庫FT)

エレニア記を読んだ人は絶対こっちも読まないと駄目です。隠された謎がどんどん明かされます。読む際には、裏表紙のあらすじを読まないように気をつけましょう。

特に、四冊目の『暗黒の魔術師』において、黒幕が明らかになるところは凄い。ここまで伏線を張りまくっていたのか?ってびっくりしました。すごい。

ファンタジーでありながら、SFっぽい設定もたくさん盛り込まれているところが良い。そして、会話の応答がまた素晴らしい。また、主要キャラは全てちゃんとキャラとしてたたせているのも素晴らしい。そして、この作者は、女性の描き方も良いです。奥さんとの共著だからできたことなのかも。

難癖をつけるとしたら、日本語タイトルはなんとかならなかったんでしょうか?もうすこしかっこよくできたんじゃないかなぁ。少年少女に受けやすいのかもしれませんが。