宗教ってよくわかりません

id:automate_tomoさんがコメントしてくれました。http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/comment?date=20040409#cのコメント欄に書くのは長くなりそうなので、こっちに書きます。

そういう絶対的な対象への憧れって。日本人て信仰のよりどころがないから、そういう神とまでいかなくてもカリスマ的なものにこがれるのかなあ。

ユダヤ教キリスト教イスラム教のような一神教における絶対的な神への信仰は多くの日本人にはないでしょう・・・多分。でも、けっこう多くの人がお正月には神社やお寺に御参りに行きます。私はそういうのも信仰の一種だと思ってます。お盆などにはお墓参りをしますけど(起源は儒教かなぁ)、そういう行動も先祖崇拝という信仰の一種だと思います。

「自明でない存在があることを前提に振舞う」のが宗教的な行動だと思います。

宗教って何か?どんな性質を持つのか?っていうのはたぶん難しい問題だからこれ以上は書きません。

自分を引き上げてくれるってイメージがあるのかも。

サルベージ?

新興宗教とかを例にしよう。「カリスマ」の弟子になり修行をすることで「自分は他の凡人とは違うんだ〜」なんて感覚を安易に得ることもできるでしょう、ってことです。恋愛とかでも例になるかな。「あんなすばらしい人が私を好きになってくれるなら、駄目な私にも価値が少しはあって、あの価値に近づけるのかも〜」・・・って駄目駄目な例ですけど。

日本人は葬式用の宗派を持ちはしても、それを信仰としているかはまた別でしょう。

私は、「緩いながらも信仰を持っている」、という印象を持っています。

むしろ葬式のときの儀礼用としてしか宗教は活躍していない。ていういか葬式は仏教でも結婚式は平気でカトリックだしね。

ある意味チャンポンな宗教を持った民族である、と解釈しています。そもそも仏教と儒教道教と古来のアニミズム(←統一される前の神道的なものというか・・・)の区別がつかなくなっていて、その後またキリスト教とかが加わってきたんでしょう。

そんな民族に信仰?戦前までは天皇が活躍していましたが。ていうか宗教の話はどうでもいいんですけど。

そもそも天皇を持ち出してきたのも明治時代からだしね。その前の時代は、一般人にとってはどうでもいいことだったのではないかと思います。歴史はあんまり知らないんで間違ったこと言っているかもしれないけど。

まあ、キリスト教徒ならばいつでも神さまが見守ってくれるのだろうし、アラーはそのために死んでますからねぇ。

「神さまが見守る」ってけっこう意味は大きいな、って思います。「アラーは・・・」って「Mohammed マホメット」のこと?「アラー=神」ですよね?

そこまでいかなくても、もっと自分の日常の中で現れる自分にとっての絶対者なんて新興宗教でも入らないと見つからないのかな。

たぶん、私はそこらに掃いて捨てるほど転がっている軟弱な新興宗教じゃ満足できないだろうな、って思います。ちょっと前なら、ポストモダン教とかに間違って入ってしまったかも〜って思います(やばー*1)。

*1:詳しく知らないものを馬鹿にするような発言は良くないですね、反省。でも、特に興味もないし勉強することもないと思います。