『四季』 

『春』ISBN:4061823337、『冬』ISBN:4061823639、『秋』ISBN:4061823531、『夏』ISBN:4061823396みました。本当は順番に読みたかったんだけど、誘惑に負けて、そろった順に読んでしまった。

いろいろ面白いところはあるけど、

「自分に新しいところがないのに、他人にあってもしかたがないでしょう?そういうのは苦痛」

とか良い感じです。誰かに会うのなら前とは違った自分で会いたい、って思う。


id:fujisawamasashi:20040416#p1で「額飾り」とか言っていたことを覚えている人はいないと思いますが、

黒い髪を後ろで結び、額には飾りものが輝いている。

なんてあった。ちょっとうけてしまった。えーっとツボを突かれたというか。

すなわち、意志の存在とはネットワークの成長にのみ顕在化する、という単純な予想は、未だに覆されてはいない。

これは凄い。面白いって思いました。

「人の感情の中で、最も単純なメカニズムだといえるものは何でしょうか?」

あぁ、もういい台詞がありすぎ。他にも孤独の意味とかもよかったなぁ。

そういえば、『冬』でパティが出てきてびっくりした。ふーむ、そうつなげますか。確かに名前は気になっていたのでした。