Editorial weとは

30-40年以前には、科学論文を一人称で書くことはタブーとされ、その結果、科学論文は、受動態で書かれると言う基本的特徴があった。しかし、その後、実験や計算を誰がやったかの責任を明らかにするために、むしろ一人称能動態で書くべきだとの考え方が正論として受け入れられる傾向にあり、少しずつ一人称が用いられる頻度が上がりつつある。weは複数の著者が自分たちのことをいうのにもちいてよいが、単数の著者がweを用いるときは、単なるIの代用ではなく、読者を含むwe(これをeditorial weという)として用いる。
“Thus we have seen that eq. (1) is valid.”
のように。

「科学英語論文のすべて 第2版」のp.21より。

論文英語にも変遷があるのですね。とても興味深いです。この本面白いですね。もう少し読んでみて、よさそうだったら購入しようと思います。