『ベルガリアード物語』(デイヴィッド・エディングス)

魔術師の城塞 - ベルガリアード物語〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)

魔術師の城塞 - ベルガリアード物語〈4〉 (ハヤカワ文庫FT)

勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)

勝負の終り - ベルガリアード物語〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)

面白かったです。セネドラの苦悩とかすごいですね。主人公のガリオンの悩みなんてどうでもいいです。対トラク戦でのポルガラとダーニクの役目も納得できるものだった。魔術師ベルガラスは普段は怠惰な爺さんだけど、かっこいいところは本当にかっこいい。シルクはしっかりひねくれキャラをやっていて良い。〈裏切り者〉ゼダーはなんか哀れな老人って感じだったな。クトゥーチクは悪役って感じだったけど。

〈珠〉が最後に出てくるところ。終わらせ方がうまいです。長い物語にふさわしいエンディングといえるでしょう。



で、タイトルが気になっているのですが。原題と邦題を比べてみると下記な感じ。

  1. Pawn of Prophecy 予言の守護者
  2. Queen of Sorcery 蛇神の女王
  3. Magcian's Gambit 竜神の高僧
  4. Castle of Wizardry 魔術師の城塞
  5. Enchantaer's End Game 勝負の終わり

Pawn、Queen、Castleはチェスの駒のことだし、Gambitもチェス用語だと思う。そして最後は、Game。

なんかもう少し良い邦題はなかったのかな、って思う。

時間があれば、もっと書きたいことはあるのですが、ちょっとインプットに忙しいのでこの辺で。