貧困のポンプ

http://sociologbook.net/sb.cgi?eid=54

面白いと思ったこと。

  • 援助はいかにあるべきか?ということ。コストの問題と絡めて。人の善意も無視できないし、人の恥とか誇りとか名誉とかそういうのも忘れてはいけない。援助の問題って難しいと思う*1
  • 貧困というのを研究している大学院生がいるということ。これが面白い。中西準子さんの本で、「環境リスクの研究で重要なことは新しいリスクを発見する」ことらしい*2。問題が解決されるためには、その問題に注目する人がいないといけない。大学院の拡充ってどれだけ意味があるのかって思うこともある。でも、社会問題とかをじっくり考える学生がいるってことは、社会の豊かさであり、さらに社会を豊かにさせるための源になるのかもしれないって思った。
  • 世の中には、知識や技術の継承はできても新しいことを見つけることができない研究者というのもいるのかもしれない。でも、ある程度の割合の人々が、新しいものを見つけることができるなら・・・、って思う。
  • 問題って言うのは、簡単に解決しないものばかり。でも、それに時間と労力をかけるのはそれを解決する価値があると信じるからだ。良い解があるものもあるだろうし、ないものもある。
  • 何が問題かを見つけるのが研究者の一番の仕事である。見つけた問題はいくつかの問題に分けることができる、と気が付くことがある。問題が分けられるかどうかも問題だったりする。的確な問題設定を見出せることは研究者の重要な資質だと思う。


・・・あぁ、分かりにくいですね。もっと説明しろというご要望があれば書くかも。このページは結局自分のための覚書なので。以前はこういう感じのことに連想がつながったのだけど、書くところまでは行かなかったのでした。