『敷居の住人 (6)』(志村貴子)
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2001/12
- メディア: コミック
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むーちゃんのほうがずっと
やさしい
よ
の後のシーンとか好きです。
夢の中で、ナナコが絞め殺されそうになる夢を見るけど、あれは願望かな、って思った。
髪のニオイをかいでいるシーンとか倒れて眠ってしまうところとか、いろいろ見ていて思ったけど、ナナコの願望がよく出てくる気がする。というかミドリちゃんは主役じゃないような気がしてきたよ。男の子に好き(またはそれに準ずるスキンシップ)って言われて恥ずかしくなったり、暖かい気持ちになったりしたい、って願望とか。好きな男の子を慰めてあげたり、助けてあげたりとかして、自分が必要とされている、って思いたいのかな。
あのね
ミドリちゃんのこと
取らないでね
こういう台詞とその後の展開も面白いかも。説明は特にないけど、展開が納得というか。
ミドリちゃんに感情移入して読む人より、ナナコに感情移入して読む人の方が多いのではないかなぁって思いながら読みました。
あと、生きるというか生計を立てることに対する不安が存在していないところがやっぱり不思議。まぁ、その要素は書かれていない、でもいいのだけど。