『猫物語(白)』の感想
http://d.hatena.ne.jp/fujisawamasashi/20140406#p1 の続き
ネタバレ含むので以下折りたたみ。
- 初めて暦以外が語り手。
- 翼とひたぎとの会話が良かった。
- 第一話の冒頭を見直してみたんだけど、虎について言及しているんだね。
- 翼の適応力はなんだか凄いな。痛々しいというべきかもしれないが。
- (黒)で出した設定(家族とか、刀とか)がいろいろ使われていて良いな、と。
- 猫と虎とは、消えてなくなるわけじゃなくて、今後も必要に応じて使われそうな予感。
- (白)自体はとても楽しく見れたのだけど。翼がこういう設定だと、『化物語』の読み解き方も変えなくちゃいけないかなぁって思った。本人も気付かない所で、嫉妬とかストレスとか感じているのかも知れないけど、通常の意識は辛くも何ともないのかなぁって。優等生的なんだなぁと。
- こういう風に翼がなってしまったのって、ある種の自己防衛の為なのかなぁって思った。自分が傷つかないためのもの。
- 『偽物語』でも思ったけど、キャラの外見がだいぶ変わってしまったような。ある種の憂いや陰みたいなのがなくなって明るく可愛くなった感じ。
- 『傷物語』はいつアニメ化されるんだろう。
- 『化物語』は「化物」+「物語」で、『偽物語』は「偽物」+「物語」。猫物語は、「猫物」って言葉はないし、タイトルを統一するのを諦めたのかなぁなどと思った。
- 物語シリーズはいつか小説も読みたいんだけど、まだ読めていない。
- 〜が助けを頼むこと、受け入れずに足掻く事に意味があること、告白すること、とかも良いです。
- 自分の本当の心と向き合えなかった翼ですが。いろいろな人と付き合うことにより、自分に向き合おうとする意志が生まれたのかなって思いました。
- 「つばさキャット」「つばさファミリー」では、本質的な問題から逃げている感じだったんですよね。やっと向き合えたんだな〜と言う。
- 話の作りとしては、翼の性質をいろいろな側面から明らかにしていく感じかな。翼自身が怪異の正体に気がつくプロセスみたいな。
- 成長物語というのは好きでして。暦は他のキャラを救うことを通して成長している感じ。
- ひたぎも翼も成長しているな〜って思う。
- 最初は助けてもらって、次は誰かを助けて、みたいなのはまえ書いたね。
- 暦の母親が出てきてちょっと面白かった。