みんなが人生って呼ぶものが

【注意】
下記文章は、2007年4月に、旧ページの内容を転載したものです。リンク先などは存在しない場合があります。また、旧サイトの構成などを知らないとわけがわからない文章なども存在します。ご了承ください。大変愚かで、頭が痛くなるような文章もあります。
もし長くて暇で退屈に満ちたものなら、
たまには恋に落ちてみたり
何かを誰かを好きになってみるのもいいかもしれない。
退屈だってことを考えなくていいから。
暇だってことを考えなくていいから。
その人は何かを求めて歩いていた。
私はその人が歩くのをみたくて後を追った。
でも
その人が何を追いかけているのかはよくわからなかった。
一緒に歩いているだけで満足だった。
満たされた。幸せだった。
あるとき私はその人が何を追いかけているのかを
かいま見た気がした。
あれを追えばあの人と同じものを終えるのだろうか。
同じ気持ちになれるのだろうか。
あの人の心をトレースできるのだろうか。
歩いている意味が近づくのだろうか。
私はかいま見えたものを追おうと思った。
そして次第にそれを追うのに夢中になっていった。
気がついたらあの人はいなかった。
残ったのはあの時に一緒に歩いたという事実。
共有したという事実。
それだけだ。



そう。それだけ。
人生ってほんとそれだけ。
それだけがすべてですべてがそれだけ。