瑣末なお返事

実際に会ってみていろいろ話してみて、今までの自分の中の妄想をだいぶ修正することになりました(どう修正することになったかの詳細は秘密!秘密というより、簡単に整理ができるようなことでもない、というのが実際のところ)。その後、id:automoate_tomoさんの文章を読むときは実際に会ったときに得たid:automoate_tomoさんの印象から判断して読むようになりました。リアルというものはそれだけ印象が強いもの。見た目とか、声とか、口調とか、間の持たせ方とか、全体が持つ雰囲気とか、人を判断する上でとても重要な情報を持っている。

私の場合、現実でお会いした人が男性だった場合、かなりの確率で惚れられるんだけど(略)、そうなった場合、やはりかなり高い確率でネットでの言及を撤退されてしまうし、却って密度が小さい付き合いになってしまうような気がする。

密度が小さくなるのは仕方がないと思う。ネットから撤退するかどうかは別として、付き合う時間が長くなれば長くなるほど最初の新鮮さはなくなるし、刺激もなくなるんじゃないかな。でも、そのかわりに別のものが得られるのではないでしょうか?それが何かは・・・なんともいえません。ごめんなさい。あえて言うなら信頼とか安心感とかかなぁ。・・・いつも強い刺激に触れていなければ我慢ならないのなら、異なる相手をいつも探し続けるしかないのかも。・・・ん、ちょっと暴論か。

それまでネット上では文学とか音楽の話が出来ていたのに、途端にメールの内容も今日食べたものだの、仕事が疲れただのといったものになって、会っても抱きついてきて「癒される〜」なんて言われるだけで、「何のために付き合ったんだろう…」て私自身は急速に萎えてしまったりする。

相手の男性は極めて健全に見えるんですけど・・・。

夫婦関係と恋人関係の違いは何か?どちらも時間を共有するものだが、その質が異なる。夫婦では「生活時間」の共有をして、恋人同士では「遊ぶ時間」の共有をする。

・・・なんて、なんかの本に書いてあったような(うろ覚え)。

まぁ、せっかくもてるんだから価値ある「生活時間」の共有ができる人を探してキープしておくと良いかもね(めちゃくちゃお節介!)。他にも、会話(とかいろいろ)が楽しめる友達もせっせと作る。

じゃあ、なんのためにわざわざネットから現実へと付き合いを広げるのかというと…やっぱり私も相手もHAL9000ではないということを証明しあいたいからなのかなあ。。
それが男女どちらだとしても変な意味じゃなくて体温をつかみたいからかもしれない。

実際の肉体が発する情報というのは、相手を知る上でとても重要なのだと思います。それは逆に、ぱっとみたときの外見の情報が内面を探る上で邪魔になることも意味します。

書かれた文章と声だけでも違う(手紙と電話を想像するとか・・・)。抑揚。話す速度。相手の話をちゃんと聞いているか?考えているか?反応速度はどれくらい。間の撮り方は?・・・まぁいろいろ。そういう情報は相手を判断するのに凄い重要である。・・・って改めて言うことでもないでしょうか。『心の仕組み』を読んで思ったけど、肉体が直接発する情報(表情、声、姿勢などなど)を感知するシステムを人間は長い時間をかけて獲得してきた種であるみたい。文字を一般人が使えるようになった社会の歴史なんてまだ日が浅い。直接会いたくなるのは、たぶん本能に近いものなのだと思う。・・・たぶん。

そうなると先述の「抱き着いてきて」というのはリアルでしか体感できないことだから、そういう意味では正しいのかもしれないけれど…、うーん。

「抱き着きたい」というのは、id:automate_tomoさんが相手にとって、とても大事な存在で、必要とされているってことだよね。それは「愛されている」ってことじゃないの?それだけでは不満?それとも「相手は身体だけ望んでいる」って思ってしまう?