「好きな人に求めること」+「軌跡」

私は私だから、その人が好き。
私がその人を好きなのは、
私の「私らしさ」から生じる仕方がないこと。
だから、その人に私が求めたいことは、
その人が「その人らしく」あることが、
その人が私を愛することに通じること。
その人自身を極度に歪めてまで
自分を好きであって欲しいとは思わない。
だって、歪めてしまったら、
私が好きだったその人ではなくなってしまうから。
歪んでしまうくらいだったら、
歪まないままで、その人が私を嫌い、または無関心の方がまし。


上記内容はともかく。「本当の自分」とか「自分らしさ」とかを懐疑的に思っている、というようなことは何度か書きました。今でも胡散臭いと思っています。それは私の語感によるものでしょう。上記の言葉が良い意味であまり使われていない気がしたのだと思います。私は「軌跡」という言葉が好きです。軌跡から予測されること、軌跡の延長、それが「らしさ」だと思います。ここでの軌跡とは空間的なパラメータだけではなく、時間のパラメータも入ります。軌跡と言っても、単純な時間と位置を示すだけのつもりで使ってはいません。これは私の人生観というか世界の捉え方に関わるかも。でも、説明するのが面倒なのでやめておきます。書いても書いても誤解を生みそう。物理を知っている人だと話しやすいかなぁ。物理屋さんは物理学と人生観を重ねる傾向があると思います。だって、物理屋さんにとって物理学は世界を把握するための一番洗練されたツールだから。物理屋さんだって、他にもツールは持っていると思うけど、それが一番慣れ親しんだツールだから。