『十二国記 東の海神(わだつみ) 西の滄海』
東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 作者: 小野不由美,山田章博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1994/06/05
- メディア: 文庫
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この小説のなかでは、嫌な悪役が登場します。こういうタイプの悪役って少しぞっとします。なぜなら、わたしにもそういうところがあるかもしれないと感じたからです。具体的に言うと、ものすごい責任転化と自己正当化。だから、怖かった。
良く言われることですが、悪が書けなければ善を表せない。(現実でも小説でも)良い人が死んでしまうから、現実ではそういうことは減らすことができればいいと思う。
十二国記では「王」というものの性質と機能が面白いです。