『知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門』(高田明典)

知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門

知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門

前作、『知った気でいるあなたのための構造主義方法論入門』ASIN:493139129Xで手にとって見たのではあるが・・・。

というか、まだほとんど読んでない。毎日風呂上りにページをパラパラ捲って読もうかなぁ、なんて考えているところ。

どうも、いちいち反発してしまうのだな。書いてある内容に。

巻末で本の紹介をしている。『知の欺瞞』とかも入っている。でも、その紹介の仕方がねぇ。ブックガイドとしてはああいうのでいいのかもしれないけど。『知の欺瞞』であげられているような例は、「学問・科学に対する誠意」にかけていると私は思う。どうも紹介の仕方が気に食わない。「反論」と「反感」って言葉を使って紹介すんの?

あと、なんだな、物理研究者のことをあんまり分っていないのかなぁ、って思うのだな。いや、別に、分らなくてもいいのだけど。「批判の方法が受け売りではないか?」と、少し思うのだけどそれも些細な問題かな。

「真理」って言葉を気軽に物理学者は使っている、って感じの軽い批判というか揶揄があるのだけど。

「真理」、またはそれに類する概念を何故物理学者が使いたがるか?と考えたことはあるのかな?

真理の使い方を二つにわけて、適切でない考えの方を多くの物理学者は持っている、っていう帰着はどうなの?って思うのだな。

物理学者たちが見出したものの強力さ(と非力さ)を知っていていっているのかな?

どうも、気になることや気になる表現が多い。擁護するように読もうと思っても、疑問点が
いくつも浮んで読み進めない。まだちゃんと読んでいないから悪いというのもあるが。

モダニズムポストモダニズムも知らない。だから、「モダニズムはこうで、限界があって、ポストモダニズムは・・・」という感じになる気がするんだけど、・・・「はぁ、そうですかぁ」って感じになりそうなのだな。

期待を裏切ってくれることを期待して(?)、いつか読みたいとは思う。

文章は平易で読みやすい感じ。