『知った気でいるあなたのためのポストモダン再入門』(高田明典)
- 作者: 高田明典
- 出版社/メーカー: 夏目書房
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: 単行本
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前作、『知った気でいるあなたのための構造主義方法論入門』ASIN:493139129Xで手にとって見たのではあるが・・・。
というか、まだほとんど読んでない。毎日風呂上りにページをパラパラ捲って読もうかなぁ、なんて考えているところ。
どうも、いちいち反発してしまうのだな。書いてある内容に。
巻末で本の紹介をしている。『知の欺瞞』とかも入っている。でも、その紹介の仕方がねぇ。ブックガイドとしてはああいうのでいいのかもしれないけど。『知の欺瞞』であげられているような例は、「学問・科学に対する誠意」にかけていると私は思う。どうも紹介の仕方が気に食わない。「反論」と「反感」って言葉を使って紹介すんの?
あと、なんだな、物理研究者のことをあんまり分っていないのかなぁ、って思うのだな。いや、別に、分らなくてもいいのだけど。「批判の方法が受け売りではないか?」と、少し思うのだけどそれも些細な問題かな。
「真理」って言葉を気軽に物理学者は使っている、って感じの軽い批判というか揶揄があるのだけど。
「真理」、またはそれに類する概念を何故物理学者が使いたがるか?と考えたことはあるのかな?
真理の使い方を二つにわけて、適切でない考えの方を多くの物理学者は持っている、っていう帰着はどうなの?って思うのだな。
物理学者たちが見出したものの強力さ(と非力さ)を知っていていっているのかな?
どうも、気になることや気になる表現が多い。擁護するように読もうと思っても、疑問点が
いくつも浮んで読み進めない。まだちゃんと読んでいないから悪いというのもあるが。
モダニズムもポストモダニズムも知らない。だから、「モダニズムはこうで、限界があって、ポストモダニズムは・・・」という感じになる気がするんだけど、・・・「はぁ、そうですかぁ」って感じになりそうなのだな。
期待を裏切ってくれることを期待して(?)、いつか読みたいとは思う。
文章は平易で読みやすい感じ。