<HuSS主催 第3回公開講演会>科学とニセ科学

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1169427625&PHPSESSID=bb8665eacc13e0276f9e1bf6057cc120
http://www2.kobe-u.ac.jp/~ftani/HuSS.html
http://www2.h.kobe-u.ac.jp/event/event_detail/event_2006b/lecture_20070130.html

菊池誠先生が神戸大学に来るということで、見に行きました。

まぁ、感想はいろいろあるのですが、小出しで。

「東大の時の講演時間は2時間だったけど、今回は1時間30分だから、4/3の速度で話します」とか言っていましたが、内容の多くを知っている人にとってはあれくらいがいいかも。でも、知らない人には速いかなぁ。

「科学は独立した『へぇ』の集合ではない」って感じのことを言っていました。これは本当にそうだよなぁ、って感じます。

「思考の単純化」の問題についても面白かった。現代は、「二分法的発想しかできていないんじゃないか?」って話。でも、私は思うのだけど、今の人がどんどん馬鹿になっているってことはなくて、人は昔から馬鹿だったんじゃないかなって思う。でも、少しずつ賢くなっているのだと思う。人は、ニセ科学とかじゃないと騙せなくなったのではないかな?・・・というと言いすぎだけど。一般人のレベルが高くなったから、詐欺師たちは騙すためにより複雑なことをして騙すのではないかと。

細かなギャグをたくさん言っていて、私はけっこう面白かったのですが(ブログではわからないライブ感というかがありますね、質問に対するすばやい切り返しとか)、濃いギャグは多くの観客がついていけていないような気がしました。けっこう笑いは取れていたとおもうけど。ココワラウトコロ、って感じのところでもなんかまじめに聞いている人が多かった気がします。さすがにニャントロ星人とか全員知っていたら逆に嫌だし。

ネタ的に物理学会でやっていたのとだいぶ被るから、あちらを聞いていた人は、今回は別に聞かなくても良いような気もします。

私がニセ科学ネタが好きなのは、「科学って何なの?」ということを考える上でとても参考になるからですね。

気が向いたら、また書きます。